矢川ピアノ工房創業30周年を記念するコンサート&映画上映会に行ってきました!
ナズトロがリアルでご縁のある、矢川光則さんの創業30周年&被爆80年の節目として開催された「被爆ピアノコンサート」と「おかあさんの被爆ピアノ」映画上映会に行ってまいりました! 矢川さんは広島市の奥で、ピアノ調律師としてご活躍されている方で、とある理由・きっかけからナズトロは矢川さんと知り合うことができました。 私は矢川さんと知り合うまで被爆ピアノの存在を知りませんでした。ここ数年のお話です。 被爆の話となると重苦しいものがありますが、音楽でなら平和の大切さを伝えられるだろう、とのことで被爆ピアノとともに全国を行脚されています。 というのも矢川さんはピアノ調律師としてご活躍されているさなかに被爆者から直接「被爆ピアノ」を託され、その被爆ピアノを弾けるように修理し、全国のコンサートで使用することで、平和の大切さと当時の悲惨さを伝える活動をされています。 そして5年前、矢川さんを題材とした映画「おかあさんの被爆ピアノ」が全国の映画館で上映されました。 この映画を見て広島をより深く知ることができました。「そうか、広島ってそういうところだよね」と、広島生まれの広島育ちだからこそ、共感できるものも多い作品です。同時に広島生まれの広島育ちでありながら、私も知らない広島の側面を感じることができ、勉強になった作品でした。 そういう意味では、広島のことをよくご存じない方、ゆかりのない方でも、2時間弱という短い時間で広島のことをしっかり、深く知っていただくことができる作品となっています。 私自身、この映画を拝観するのは3度目となりますが、原爆の恐ろしさだけでなく、原爆の被害を受けながらも力強く生き残り、命を紡いでいかれたことは決して当たり前ではないこと、そして次なる新しい命を紡いでいくことの大切さを暗喩に込められてる作品なのではないかと、今回拝観して改めて感じました。 矢川さんは広島市の奥に「矢川ピアノ工房」と称してピアノ調律を行う工房を建てられ、そこで活動されているのですが、同敷地内に「被爆ピアノ資料館」を新たに建てられ、そこに数台の被爆ピアノを保管されています。 写真のグランドピアノも原爆で損傷したピアノのうちの1台で、今回はこちらのピアノを使用してコンサートをされました。 コンサートで披露された楽曲は全体的にしっとりした、でも前向きにさせてもらえるような、元気を与えてくれ...